マイコイマ。

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五弦バイオリン購入までのこと。

いつも、私からへんてこな要求をされては、困りつつも目をキラキラさせて問題解決に取り組んでくださる、バイオリン修理、調整、販売をしている丸山さん（友人でもある、と信じてます笑）。
イタリアの楽器LOVEなのに、頭がすごーく柔らかくて、エレキとかFiddleとか五弦とか、私の楽器のカスタマイズをかなり助けて下さっているとても貴重な方。

その丸山さんに、「五弦バイオリン買いたいんですよね〜できるだけ安く」と夏頃にむちゃくちゃな相談をしたところ、ずっと気にかけてくださっていて...

見つけた瞬間に電話をくれて、取り置きしてくれて、かつ値段交渉までしてもらって、
私のものになりました。

弦楽器が一度に会する（わかる人にはわかってしまう「会」）特殊な会場で、みんなバリバリ試奏しているし、私自身前にも後にも予定が詰まっていて時間がなかったから、実際に弾いたのは3分を2回くらい？
でも、最初にバイオリンの顔みて、一音出した時には、もう買おうって決めてた。
もっと言うと、たぶん、きつきつの予定だけど見に行こうって決めた時点で、そういう出会いだと感じていたんだと思う。
あとは、このバイオリンにどんな弱点があるのか、それは克服できる範囲なのかを見極める時間。

買うって決めて、お金を支払って、楽器は丸山さんに一度預かってもらい次の予定に向かう。

心臓がバクバクして、外をちょっと走って、何人かに電話してしまった。
それから、会った人たちに、ちょっと、いやかなり自慢(笑)

「よかったねー！裏は一枚板？」
「え、わかんない...」
「(笑)何年のもの？」
「どうだろ、最近のじゃないかな？」
「え、わからないの？(大笑)」
「いやあ、弾き心地しか考えてなくて、なんも見てなかった...」

アコースティックの五弦バイオリンを買う前に弾けるチャンスなんて滅多になくて、興奮しすぎるあまり、なにも見ずに買ったのでした。

丸山さんから受け取って、開けて一番に裏板と中のラベルを確認しましたとさ。
（その後、小山卓治さんのリハでの自業自得の悲劇に続くのだけど、それはまた別のお話☆）